3/9(木)に南相馬市で浪江町の未来を考えるデータブックを活用したワークショップ(データブック読み合わせ会)を実施しました。

今回のワークショップは、浪江町で農業を営む60代の男性と、浪江町でのスタディーツアーを実施している早稲田大学の学生3名が参加いただきました。

 

基礎資料となる「浪江町の人口」「帰還意向調査を踏まえた人口推計」「避難の現状」などのデータから、今の町の現状と帰還が始まって数年間、浪江町で起こりうることについて考えました。

意見としては、
○ 人口から考えると、大型店舗やスーパーが立ちいかなくなるため、コンビニなど小規模の店舗が増えてくるのでは。
○ 将来の人口推計を考えると、60代以上の高齢者が全体の4割を超え、高齢者の町になりそう。
○ それを踏まえて、高齢者向けのサービスを立ちあげる企業が増えてくることも考えられる。
○ 各区での自治会機能が不全になる代わりに、住んでいる住人たちでの新しい共同作りが必要となってくる。
などが話しあわれました。

その上で、本データブック作成に関わった若者より生まれた「若者の問い」を踏まえた項目を検討しました。浪江町での生業をテーマに、10年、20年後の浪江町で生まれる仕事について話し合われました。

その中では、
○ 高齢者向けの運動施設などを作ることで、高齢者の健康と若者の雇用創出を担うことができるのでは。
○ 鹿児島のある地区で実際に、町のいたるところに健康器具が置いてあり、そのような設備をおくことで、高齢者の健康増進に寄与する事ができるのでは。
○ 空き家対策と雇用の創出として、ベンチャー企業の事業所や芸術家のアトリエなどに活用することができる。そのための、支援制度を整えて欲しい。
○ 居住エリアが限られていることもあり、特徴のある集合住宅、たとえば和風の建築様式をとった集合住宅が生まれると、若い人にも興味が生まれる。
○ コンパクトな町になることで、高齢者と若者世代がともにまちづくりを考える必要が生まれる。そのための場作りが必要となってくる。
○ 人と人とのつながりが大事になってくる。SNSとは違い、井戸端会議のように集まって話しのできる場が欲しい。

などの意見が話し合われました。

参加者の感想
○ こういう細かいデータを見ながら話合いをした経験が少なかったため、具体的に町を考える機会となった。
○ データブックの議題をまとめているひとが本当に浪江町を考えているひとなので、こういうデータを使えれば、より具体的な話ができて面白い。
○ よそ者として町を考えるには、町民の人ときちんと対話する必要があると改めて感じた。共通の認識を持ちながらお話できる機会をもっと作っていきたい。
○ 客観的に見て、地域を元気にしていくのか、自分だったら何ができるのかを考えることができる。みんなが本気でやっていることが、他の団体との繋がりができている。町を考える若者がリードしてくれたら、まちづくりにも活気が生まれると感じた。

引き続き、データブックを活用したワークショップを県内外で実施し、浪江町の今後のまちづくりを考えるきっかけを作っていきたいと考えております。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!